現場をみなくちゃわからない
コーチングにしてもコンサルティングにしても、時々もどかしい時があります。
それは、実際の現場を見られない時です。
例えば、、、
・1on1の現場が観れない時
・お客様とコミュニケーションをしている現場が観れない時
・普段どのような態度や口調で仕事をしているか
・社長様が実際に部下に対してどのようなコミュニケーションをとっているか
等です
口ではなんとでも言える!?
私は、基本現場を見ない研修やコンサルというのは、正直効果が薄いと思っています。
というものも、口ではいくらでもいいこと言えるからです。
中身として、相手が私によく見せようとして、そのように言われることもあるし、
良く見せようなんて気は全くないのだけど、無意識にそれが出てしまったり、
また、それが自覚があったら良いけど、自覚のないケースもありますし、
とにかく現場を見ることが一番実態を知るのに良いのです。
やっぱり、現場を見ることで実態を把握したうえで定着までの期間、
長期間サポートするのが、最も効果的で結果一番喜んでもらえるのがいいですね。
先日もこんなことがありました
セールスの研修で、ヒアリングを徹底的にトレーニングし、
ロープレでも現場でもいい形で出来ているので、
もう安心だろうと思っていた方がいました。
ただ、どうも目に見える成果になかなかつながらないので、
おかしいなあと思って、実際の現場を見させてもらったら、
ヒアリング以外で、次のアポイントの入れ方であったり、
お客様の要望に対しての次のアクションの仕方が、
えっ!?そここうしてしまう!?
ということがわかったので、ヒアリングだけでなく、
ここを直した方がいい、、、ということがありました。
もちろん、実際に学んだヒアリングが出来ていない、、、
なんてことがありました。
どちらにせよ現場を見ていないと、このようなことはよく起こるのです。
百聞は一見に如かずというのは、
本当にその通りですよね。
現場が観れない時であっても対応法はある!
社内の1on1とかであれば許可をもらって録音をしてもらったりします。
それを聞き返すことで、現場がわかることもあったりします。
そのような時はたいてい、本人が意識していたりするところ以外に
改善のポイントがあったりするものです。
反対のケースももちろんある!
また、反対のケースもありまして、本人は自覚をしていないのだけど、
現場を見させていただくと、
すごくいいポイントや、素晴らしい力を発揮していることを
知れることもあります。
意外とそのような点が本人の中で当たり前になっているので、
自覚をしていないことってあるのです。
そうした力を自分の中だけにとどめておかずに、
社内へ広げたら、もっとみんなが良くなるのにというケースです。
とにかく事実を知るということを意識する
いずれにせよ、人は事実ではなく、
その事実を、自分の主観というフィルターを通して、
物事を見ています。
だからこそ、より具体的に、一つ一つの現場で起きていること、
それに対して一人一人がどのように受け止めているのか、
そんな事実がどうかということを常に意識してみることを大切にしたいと思います。
情報があふれていて、どんな迷いもインターネットで答えが書いてある時代。。。
抽象論では問題は解決しない、具体的なことでサポートする。
ということを大事にこれからもしていきたいとあらためて思いました。